就活の採用面接で絶対聞かれる質問の一つです。分かりきっているのに、答えるのに苦労していた記憶がありました。
悩んだ末、私は「その会社の根源はどこにあるか」という観点で回答を考えることにしました。

そもそもSIerといえば世の中にゴマンとあり、とても全部は受けられず、自分なりの軸に従って絞り込む必要があります。以前も書きましたが、私はものづくりのシステムを作る仕事がしたかった。ただ、ものづくりのシステムはどの会社でも作っているため絞り込めませんでした。どうしよう。。。

まず私は、会社の歴史に着目しました。
会社ができた当初から幅広い業界にお客さんがいた、ということは考えられません。どんなSIerであれ、メインとなる事業の成功を軸として拡大し、現在の形になっているだろうと考えました。例えば、商社、流通、広告代理店、製造業など。SIerの母体は様々あります。会社の根源となった事業がその会社の軸になっているはずだ、という仮説を立てて動くことにしました。
OB訪問、ジョブマッチングを経て、その仮説が間違っていないという自信がついてきました。例えばある営業の先輩からはこんな話を聞きました。「新しい業界のシステム構築にチャレンジする、となった場合、システムを提案する段階で当然ながら説得力が必要になる。提案の際は無いものを話すことはできないから、必然的にこれまでの実績が説得力を生む素材になる。」
こういった話から、会社の根源とは一見関係のない業界へシステムを提案するにしても、会社の根源が脈々と受け継がれることで案件の受注に繋がることが分かりました。私はこの時会社に対して、根からだんだん太い幹ができ、様々な枝葉が伸びて広がりを見せる樹木のようなイメージを持ちました。またこのイメージを持ったことで、例え自分の希望する部署に入れなかったとしても後悔はないと思えるようになりました。一見、会社のイメージと全く異なる仕事を任されたとしても、仕事として受注できるだけの説得力があった訳ですから自分も納得して働けるに違いないと。

このような考え方のもと、ものづくりの企業を起源とするSIerを10社程度に絞って本格的に就活しました。会社の規模ではなく、会社の根源と自分の軸が合っているかを重視したため、いわゆる最大手、というところはスルーしました。
予想通り、採用面接では「当社よりも規模の大きい会社もあるが、なぜエントリーしていないのか」という質問を受けましたが、上記のような考え方を説明したところ納得していただけたようです。内定をもらうことができました。

やりたい仕事があってもいきなりそれができるとは限らないし、運良く任されたとしてもずっとそれをやり続けられる保証はありません。会社の枝葉を見るのではなく、根源を見て選ぶことが、入社後のモチベーションに大きく影響すると思います。

どういう観点で志望する会社を絞り込めばいいかわからない、という方は是非考えてみてはいかがでしょうか。